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大学受験に失敗したときのこと

更新日:3月10日


大学受験に失敗したときのはなし

私は高校生の頃まで、ふつーに塾に通ってるだけで特に努力しなくても、得意な科目なら全国模試で偏差値70くらい取れちゃうタイプでした。

なので、自分で積極的に努力して良い成績を目指す習慣が全くなかったんですよね。


でも、高2の終わりに大学受験のための本格的な予備校に入ってからは、それまでの私の学習態度は全然通用しませんでした。


入塾試験を受けて、難関大学を目指すクラスに入れたのですが、クラスメイトたちのほとんどは、単に成績がいいだけではなく、勉強に取り組む姿勢が私とは全く違う。

ただ講義に出席しているだけでなく、講師から勧められた問題集や参考書はすぐに手に取り、講義や宿題以外の学習をする習慣が出来上がっていました。


一方、私は努力する習慣がなかったので「講義を聴いて宿題やってるだけで十分でしょ。それ以外の勉強するのって、すごく真面目な人だけでしょ。」と感じてしまって、すぐに取り組みませんでした。

同じクラスの子たちが自主的に先生に添削をお願いしに行っているのを見て、なんとなく「私もやった方がいいの…?」と渋々取り掛かったのは高3の6月を過ぎてからでした。


結果は歴然です。

夏休みに入って、やっと自分が遅れていることに気づき、努力する必要性を自覚し始めた頃には、予備校のクラスメイトたちはとっくに努力のコツを掴んでいて、実力の差はどんどん開いていくばかり。

私は自信を失って勉強に取り組む気持ちになれなくなってしまい、結局第一志望の大学には合格できませんでした。

高3の4月にはB判定で、十分合格圏の大学だったのに。


人間は経験によって自分自身の捉え方が出来上がり、無意識のうちにそれに沿った行動を選びます。

なので、「勧められたことにすぐ取り組む→ちゃんと成績が上がる」という成功体験がある人は、加速度的に努力が上手になっていく。

逆にその習慣がない人は、なかなか「努力する私」という自己像を受け入れられず、すぐに前向きな行動を起こせないので、結果が出るのに時間がかかる。

「そこまで必死になる必要なんてない」「一生懸命やるなんてカッコ悪い」等、ブレーキを掛けながらアクセルを踏むので全然スピード出ないどころかなんならスピンする。


このことは普段、生徒さんたちの受験のお手伝いをしているときにも、当てはまると感じることは多いです。


助産学専攻科の難関校に合格していく生徒さんは、魔法のような記憶力や、スゴいヒラメキをする人ばかりではありません。

合格した生徒さんたち全員に共通しているのは、努力するのが上手だということ。

必ずその方なりの「頑張るための型🥋」を持っている。

合格する生徒さんは、私が5つ勉強法を勧めたら3つくらいは取り組んで、それ以外の勉強も自分で考えて取り組んでいます。


社会人になってからの仕事って、何をやったら良いのかなんて誰も教えてくれませんし、頑張ったからって必ず成果が上がるわけではありません。

その点、勉強はやればふつうに結果出ます。

英単語は覚えれば覚えただけ正解する可能性が高まります。

勉強はものすごくコスパの良い投資なんです。


勉強は、やるべきことをやるか、やらないかでしかありません。

頭の良し悪しではない。


人生で1回で良いです。

「言われたことを、ちゃんとやる」を、やってみませんか。

人生変わりますよ。



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